カリキュラム
科目一覧 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】
カリキュラム
カリキュラムは、大きく前期課程(1~2年生)と後期課程(3~4年生)に分かれます。前期課程のみで卒業とする課程を2年課程、後期まで含めた4年間で卒業する課程を4年課程と呼びます。2年課程と4年課程は同じカリキュラム体系ですが、それぞれ課程独自の教育プログラムも存在します。
生活と学問が有機的に結びつくためには、多様な学問がそれぞれの専門性を活かし、同時に相互に補完し合い、学際的に掘り下げなければなりません。専門教育で専門家をつくるのではなく、どのような専門家にとっても必要な人間の基盤をつくります。
カリキュラムは下図のように4層から成ります。土台に置かれるのはライフデザインカリキュラムです。ここでは、学園生活の意義および生き方を考え、自分の生き方を選択していきます。その上に置かれた生活カリキュラムでは、自由学園高等科を修了した者だけが集う最高学部生による「自治」が営まれます。自治は最高学部生の成長プロセスにおいて極めて重要であるという認識のもと、今後も講義や研究・実習と有機的に結び付けたカリキュラムとして体系化を進めます。
講義カリキュラムと研究・実習カリキュラムは、生活カリキュラムを基盤とします。講義科目では、文系・理系という従来の枠を超えた新しい教養を身につけます。高等科までの「生活即教育」の学びと体験は、研究・実習カリキュラムの「生活経営研究実習」(1・2年生必修)を通して、講義科目の学びを総合する力となり、「領域横断研究」「経営実践研究」(3・4年生必修)を通して、個人の力を超えた成果を汲み上げる力として深められます。
生活にかかわるテーマを1~2年次は「生活経営研究実習」として、3~4年次は「領域横断研究」「経営実践研究」として追求します。さまざまな学問がそれぞれの専門性を生かしつつも、同時に相互に補完し合いながら学際的に掘り下げられます。
文系・理系という枠組みを超えて、学問をバランスよく履修することができるよう、「教養」「技能」「感性」「専門」科目群が設置されています。1~2年次の必修科目を履修すれば、自由学園スタンダードが身に付きます。
自由学園で培う「自治」の力がどのように主体的・創造的に実践されるか、またどのように社会に働きかける力に涵養されるのかを考えるカリキュラムです。日常生活、行事運営、社会活動の3カテゴリーから成ります。
自分の生き方に向かって準備し、選択していくカリキュラムです。1~2年次は、自由学園で学んできた自分を主観的・客観的に見つめ直し、3~4年次は、社会を念頭において、自分のすすむべき道・方向を選びます。
最高学部のリベラルアーツ教育は、文系・理系という枠組みを超えて、知識と教養を育みます。主体的な学びを導くのは、大学などの教育機関で教鞭を執り、あるいは企業の研究機関で専門的な研究を行うなど、知識と経験豊かな教師陣。ときに、一つの研究テーマに対して、異なるいくつもの分野の教員が関わり、深く豊かに学びます。