卒業生「DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集長 岩佐文夫さん」からのメッセージ - 自由学園 最高学部（大学部）／ 最先端の大学教育

岩佐　文夫さん
最高学部卒業後、
財団法人日本生産性本部に勤務
2000年、ダイヤモンド社勤務、書籍編集局などを経て、
現在、DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集長。

学校・寮生活で身についた力

いまの仕事は、米国ハーバード大学が出版している世界的ビジネス誌であるHarvard Business Reviewの日本版の編集です。読者も著者も日本のトップリーダーの方々なので、日々刺激を受けながら仕事が出来ています。

中学から大学まで自由学園で過ごしたので、社会に出る時は好奇心とともに不安もありました。しかし、最初から苦労することはなかったです。仕事の場では、予測できないことが多々あり、その都度対応していくことが求められます。また条件が整わないなかでも仕事を進めなければいけません。このような状況でも臨機応変に対応するブリコラージュできる力が学園生活で身についたと実感しています。

もう一つ、寮生活でもまれたお陰か、意見や価値観の違う人ともコミュニケーションし、お互いを理解し合う関係を築く力も学園で学びました。寮で生活を一緒にしていると、ぶつかり合うことが日常茶飯事でした。そのゴツゴツした人間関係と比べるとビジネスで直面する関係づくりの方が、はるかに解決策を見つけやすいものです。

一方で受験勉強をしてこなかったことからか、知識の不足を痛感する場面もあります。でも、これらの知識は仕事外の時間に勉強して身につけました。学生時代にイヤというほど勉強した経験がなかったので、勉強はいまだに苦になりません。

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