卒業生「埼玉県志木市議会議員 天田いづみさん」からのメッセージ - 自由学園 最高学部（大学部）／ 最先端の大学教育

天田　いづみさん
1977年から1980年まで、自由学園幼児生活団に勤務。
1993年より農薬空中散布中止に向けた活動を始め、
地域の環境保全型農業に協力。
1996年、埼玉県志木市議会議員に当選。現在4期目。

よりよい社会を創るために、率先して働くことを教わった学園生活

志木市議会議員として、農薬を使わない公共施設管理、農薬空中散布中止、地域の環境保全型農業に協力してきました。住んでいた埼玉県の団地や学校で1987年に樹木の害虫駆除に農薬散布が行われようとし、これに一人の住民として反対したことがきっかけです。「地域の課題は市民自らの手で」との思いから市議会議員という使命をいただき、議会での審議、質問に加えて、よりよい地域社会を創り出していく真の市民自治に向け、市民と共にまちづくり活動を行っています。

「感じた人は行う責任がある」との学園創立者の言葉に励まされて来ました。気付いた者として、目の前の毛虫を取り、斜面林の保全を働きかけ、空中散布に代わる農法を確立するため、地元産の米の買い取り運動をする。「皆の先頭に立つのがリーダーではない。どこにいても、その社会になくてはならない人になるのが学園のリーダーだよ」との教えを実感する日々です。

1977年から1980年まで、自由学園幼児生活団に勤務。
1993年より農薬空中散布中止に向けた活動を始め、
地域の環境保全型農業に協力。
1996年、埼玉県志木市議会議員に当選。現在4期目。