新名栗フィールドでの植林・育林 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

新名栗フィールドでの植林・育林 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

社会活動・学生生活

新名栗フィールドでの植林・育林

新名栗フィールドでの植林・育林

新名栗フィールドでの植林・育林活動

男子学生は、埼玉県飯能市名栗村の新名栗フィールドでの育林他の活動に、在学中に2回以上、参加します。各回おおよそ1週間程度で、活動期間は年間8回ほど春・夏・冬の長期休みに定められており、好きな期間を選んで参加します。

この植林・育林活動は、「時間をかけて木を育てることは人を育てることにつながる」という創立者の考えに端を発し、自由学園における人間教育の柱のひとつとなっています。最高学部は、1967年から三重県紀北町(旧海山町)に植林地を借り、植林および育林活動を行ってきました(海山植林地)。しかし、植え付けから約50年が経ち、植えつけたヒノキの大径木化が進み、学生の作業できる範疇が減少したため、2015年1月より埼玉県飯能市名栗村にて、柏木正之氏(男子部19回生)の協力を得て、新たな植林活動を展開しました。男子部が以前から活動している場所と区別するため、「新」名栗フィールドと名付け、明るい里山づくりに向けた各種整備などを行っています。現在、この活動には男子学生のみが参加していますが、地域交流なども行い、女子学生の参加の可能性も検討しています。

名栗では1950年より男子部生徒が植林活動を行ってきましたが、育てた木材を学園内で流通加工することに対して、2018年12月26日に国際森林認証制度であるSGEC認証を取得しました。また2019年1月19日に、自由学園は飯能市と森林整備協定を締結しました。今後、よりよい植林地のあり方や木材の活用、森林環境教育などを連携協力して推進していくことになります。