11月21日(土) 食糧部によるワークショップ「ついでにできる作りおき」/近況(全学年) - 自由学園 初等部(小学校)/東京の私立小学校

11月21日(土) 食糧部によるワークショップ「ついでにできる作りおき」/近況(全学年) - 東京の私立小学校【自由学園 初等部】 - 人間の土台を創る一貫教育

近況(全学年)

11月21日(土) 食糧部によるワークショップ「ついでにできる作りおき」

2015年11月26日

11月21日 土曜日 10時から、食糧部によるワークショップ「ついでにできる作りおき」を行いました。
忙しい日々の中で、バランスもとれて豊かな食事をきちんと用意することは、大切なこととわかっていても、なかなか実行できずに気持ちが重くなる経験をしている人も多いのではないかと思います。又、しっかりとした常備菜を作っておけば良い・・とわかっていても、その時にはそれだけの時間がとれずにできない・・という人もいらっしゃるだろうと思います。そんな方々のお手伝いが少しでもできればと、今回の企画になりました。

講師は、塚原浩子さん。 縁あって、男子部父母のお食事作りの衛生管理に来ていただくようになったのは3年前。2年目の途中からは、ご家庭のご都合によって男子部5年生の食事作りと最高学部の特別実習のお手伝いをしていただいています。お若い頃に病院栄養士として働いていらした管理栄養士さんですが、「お食事は美味しいことが一番」と病院勤務をやめて料理研究家のアシスタントを始められ、栄養相談も受け持っておられます。

自身が畑で野菜を育て、その食材を最後まで無駄なく美味しく食べることを日々実践している塚原さんの工夫に満ちたお話は、一つ一つが、何気ないことでありながら、実際には「!!」と気づかされる内容であり、又その語り口の明るさが皆さんの「やってみよう!!」と思う気持ちを引き出させているようでした。

実際に4日干しておいた大根やキャベツを使って和え物や、茹でた塩豚肉の茹で汁のスープ等、その場で簡単に1品が出来上がり、試食もして、質問も沢山出る活発な時間になりました。

ワークショップの主な内容は次のようでした。

「ついでのひと手間なら、できるかも!!」

1、食材を「洗って」おくと、土を落としたり、皮をむいたりせずに「切る」ところから調理が始められます。
2、食材を「切って」おくと、まな板がいらず、すぐに調理が始められます。
3、食材に「下味をつけて」おくと、熟成をさせたり、味付けをしたりする手間が省けます。
4、食材を「加熱しておく」と、時間短縮になり、色々な料理にアレンジすることができます。
5、食材を「冷凍しておく」と、保存可能な期間が長くなります。
6、食材を「干しておく」と、うまみ、栄養価、歯ごたえがよくなり、保存性も高まり、調理の時間短縮にもなります。

参加した方からは次のような喜びの声が沢山寄せられました。

作りおきと聞き、何かおかずを作られるのかと思ったら、作るために下ごしらえしておくのだと聞いて自分にもできるような気がしました。先生が手軽にさっさと用意されるのを拝見して、実際に見られたのはとても良かった。

すぐに台所仕事に生かせる裏技がいっぱいで、お料理するのが楽しみになりました。バラエティーが拡がりそうです。

テーマを聞いたときに色々なものを冷凍するのかしら?と思っていましたが、予想外の干し野菜で、実際に見て試食させていただいたので、帰ってすぐにやってみました。

色々なアイデアを教えていただきありがとうございました。
野菜を干して是非利用したいと思います。買ったものを無駄なく食べることはとても大事だと思います。

特別な道具や材料を揃えることなく、普段の中でちょっと一工夫すれば、色々広がるので勉強になりました。調味料も色々買うのではなく、ポン酢の手作りなど、家庭でできるのもわかって良かったです。家庭の味ができそうで楽しみです。

ネットや本などで知っている知識であっても、実際味がどうなんだろう?と思ってしまい、なかなか手がつけられなかったのですが、干し野菜もオイルマリネも予想以上に美味しくて驚きでした。

気になっていながらやっていなかった干し野菜、マリネ等実演・試食ができて、自分でもやってみようという気持ちになりました。冷凍品を味付けしながら解凍するなど、味も美味しく時短にもつながる方法を色々教えていただけました。

大変ためになりました。今日からでも実践したいアイデアが沢山でした。ありがとうございました。

P1070333

カテゴリー

月別アーカイブ