高学年の学び - 自由学園 初等部(小学校)/東京の私立小学校

高学年の学び - 東京の私立小学校【自由学園 初等部】 - 人間の土台を創る一貫教育

教育内容・生活

高学年の学び

高学年の学び
小学校高学年(5年生・6年生)の学び
  • 協力の大切さ、楽しさを学び
    他者に働きかける力を身につける

    自由学園では、昼食の用意・片付け、掃除、遠足など、家族、クラス、他学年の子どもたちが協力し合って何かをやり遂げる機会を多く設けています。高学年になると、少しずつ下級生に働きかける役割が増えていきます。特に6年生は、それまでの初等部生活の積み重ねのうえに立ち、食事時間のテーブルマスター、掃除や行事のリーダーとして、下級生を励まし、まとめます。

  • 中等教育へのつながり

    子どもたちがそれぞれの成長段階にふさわしい責任を負いながら、生活し、学ぶ自由学園初等部。1年生から一貫して、子どもたちの五感から発せられる「なぜ?」と、自分なりの答えを見つけ出すプロセスを大切にし続けています。
    ここでの6年間を通して養った力は、進学後、より深く、広く、ものごとを捉え、自分の頭で考え、知識を身につけていくための礎となるはずです。

自由学園の学び

社会への関心を深め、 自分のものさしで判断する力を培います。

  • 共同生活を通して、
    協力する楽しさを学びます。

    田植えから1年間かけて稲を育てる米作り。友だちとの共同作業を通して、協力し合うことの大切さや、一緒に考え、問題を解決する楽しさを味わいます。こうした経験の積み重ねが、6年生になった時に全体のまとめ役になる準備にもなります。

    • 米作り 共同作業
    • 宿泊学習(蓼科)
    • 収穫感謝祭
    • 6年生お別れ会
  • 人間に興味を持ち、
    働きかける力を養います。

    これまでの学習を生かし、6年生はあらゆる行事で全校をまとめるリーダー役を務めます。さらに学園での仕事体験や憲法を学ぶことによって、人権や平等といった人間や社会への関心を深め、積極的に人のために活動できる意識を養います。

    • 行事の運営
    • 平和学習
    • 夏の学校
    • 卒業勉強
    • 宿泊学習(箱根)

協力し合う心、リーダーとしての責任感を養います。

  • 校児童の前での報告や食堂での司会など場面や相手に応じた話し方を日々の実践にいかしています。毎日、辞書を引いて五語五文という学習に取り組み、漢字の定着、語彙数を増やすことを目指しています。説明文や文学作品にふれることを通して自分の考えを深め、言葉による表現を学びます。
  • 抽象的な数学の概念を学ぶ一方で、1㎥を木の角材で作り中に入って実感したり、全校児童の毎日の出席調べと毎月の出席率の計算や気象観測など学校生活の中で、数学が応用できるように心がけています。6年生では、小学校で学習したことをしっかり身につけて中学へ進むことを目指しています。
  • 実物に触れ、実感を伴った知識を積み重ねる学習は、生活に生かすという形で身について行きます。自分から考えて観察や実験を行う力や自然環境に対する感覚・考え方は、科学的な思考が育つよりどころになります。フィールドワークとして、5年生は秩父に行き、地層のでき方を学び古い地層の中の化石を見つけます。6年生は箱根に行き、火山活動によって土地が大きく変化することを学び、自然の力の大きさを実感します。
  • 日本から世界へとさらに学習を広げます。食の元を探る為に生産者を訪ねて直接お話しを伺う機会を持ちます。歴史は学校から出土した本物の土器の学習から始まり、平和についての学びを深めます。場所と時間を越えた人の営みを知る中で、自分の生活と照らし合わせよりよい社会を作ろうとする気持ちを育てています。
  • マット運動、跳び箱、鉄棒、ボール運動、縄跳びなどいろいろな種目で基本的な技能から応用へと高めていきます。また、スポーツを通して協力することや公正な態度を育て、課題を持って取り組み、スポーツマンシップとは何かを学びます。
  • 毎年、様々な演奏家を招いて生の演奏を聴き、音楽鑑賞の態度を育てます。高学年は良い声を響かせて二部合唱を楽しむことができます。安心して歌声を響き合わせる為に、信頼し合える関係作りが大切です。その学びの中から美しいハーモニーを響かせることができます。芸術教育の第一歩となる授業を目指しています。
  • 本物に触れ体験から生まれる表現を高学年でもタイミングを逃さず取り組みます。技法やしくみを理解して制作できる造形力も育みたいと考えます。合作の集大成として、お別れ会の装飾や卒業制作にも取り組みます。
  • 英語の学習を通して眼差しを世界に向けることを目標にしています。英語を通して異文化に触れ、世界の人たちと関わる自信を育むことを目指しています。学園と交流のある外国からの指導者や留学生と関わる機会を大切にし、一言の表現を生活の中に取り入れていくことを重視しています。

6年生担任 大隅 賢

自分で判断する力、
選び取る力を
培ってほしいと願っています

重視しているのは全員が安心して生活できるクラス作り。そのなかで何が正しいのかを判断し、それをきちんと選択できる力を養ってほしいと考えています。自然な形でリーダーシップが身につく環境があるのも自由学園ならではです。