教育方針
人間教育 - 東京の私立小学校【自由学園 初等部】 - 人間の土台を創る一貫教育
教育方針
自由学園初等部の1日は神様にごあいさつをする礼拝で始まります。私たちは目に見えない方の存在を感じて生活することが重要だと考えているからです。
また、学習と生活を切り離すのではなく、生活の中に学びがあり、学んだことを生活に生かす教育を目指しています。できる限り体験を通し、本物から学ぶことで知識を習得し自分のものにします。全校でいただく昼食、全校でする掃除、伝統ある学校行事を自ら楽しみながら経験し豊かな心を育てます。
子どもたち自身が自分から学習し生活する中で同級生だけでなく、上級生と下級生の人間関係を築き、子どもたち一人ひとりが子どもらしく大きな成長を遂げていきます。
毎朝全校、又は各学年で礼拝を行います。神様と身近な人や自然の恵みに感謝し、穏やかな気持ちで1日をはじめます。
神様にごあいさつの気持ちで讃美歌を歌い、学園長の聖書のお話や教師が日々の生活で大切にしたいことを子供たちに話します。
礼拝後には、5・6年生が月の生活目標を呼びかけます。また、各学年の当番が日記を読みます。ひとりの子どもの昨日の生活で感じたこと、考えたことなどを聞き合います。
週に1回、一年通して全校児童が体操を、音楽や体育教師の号令に合わせて運動場でします。自由学園では主要教科と同様に、体育・音楽・美術にも力を入れています。創立者はこの3つの教科を調和させ、豊かな人間形成に役立てようと考えました。体操を通して身体を動かす楽しさを知り、健全な発達を支えます。
全校児童が食堂に集まって昼食をいただきます。ひとつのテーブルを1年生から6年生で囲み、保護者が作った食事を楽しくいただく時間です。命の源に感謝する心を養います。6年生がテーブルマスターとなって低学年の面倒を見ています。
生活そのものが教育だと考える自由学園では、教室やキャンパスを自分たちでできる限り掃除をして清潔に保ちます。縦割りで掃除をする場所では6年生が中心となって掃除をします。責任をもって取り組むことによって自分たちの学校という意識が芽生え、ものを大切にする心や協力して学校をきれいにする心が育ちます。
朝の会では、その日の生活についての確認、帰りの会では一日のふりかえりをします。よかったことや困ったことなどを聞き合ってすっきりした気持ちで終えられるように心がけています。