中学年の学び - 自由学園 初等部(小学校)/東京の私立小学校

中学年の学び - 東京の私立小学校【自由学園 初等部】 - 人間の土台を創る一貫教育

教育内容・生活

中学年の学び

中学年の学び
小学校中学年(3年生・4年生)の学び
  • 地域とつながりながら学ぶ

    「誰かの役に立ちたいという思いを大切にしたい」そして「学んだことを社会をよくするために生かせる人間になってほしい」というのが自由学園の願いです。
    そのためには初等部の頃から、自分を取り巻く環境や地域に対する関心の芽を育むことが大切だと考えています。中学年では、学園周辺の地域について学んだり、地域の人々と交流する機会を増やしていきます。

  • 社会の一員であるという意識を育てる

    自分の身の回りをきちんと整える。ルールを守る。そうした基本を重視することで、子どもたち一人ひとりに、自分はクラスや学校という社会の一員であるという自覚を持たせるよう働きかけていきます。
    また上級生や下級生との関わりのなかで、責任感を育み、自分にできることは何かを考え、自分の意見をもって行動できる力の基礎を養います。

自由学園の学び

子どもが自ら発見し、考え、 答えを導き出す力を伸ばします。

  • 学園生活と
    地域のつながりを学びます。

    人との関わり合いに慣れてきた3年生では、学びのフィールドをさらに広げます。学園以外の地域や他校のお友だちとのふれ合いを通して、他者からより多くのことを学ぶ機会が増え、初めての宿泊学習も経験します。

    • 和太鼓
    • 東久留米市内見学
    • 交流学習 特別支援学校訪問
    • 宿泊学習(黒姫)
  • 自分にできることを考え、 発信していきます。

    4年生になると知識のフィールドを世界の状況にまで広げます。国際協力に関する学びを通して困っている人に目を向け、自分たちにできることは何かを考えます。今までは自分たちのためだった学習を、誰かの役に立てるきっかけともなります。

    • 蚕を飼う
    • 川の勉強
    • 国際協力 募金活動
    • 宿泊学習(黒姫)

自分で考え解決する「本当の力」を伸ばします。

  • 自分の気持ちや考えを文に表すことを大事にしています。豊かな自然環境の中で感じたことから、作文や詩・俳句などの創作活動をします。想像力をふくらませ自由に表わすことを楽しみ、友達の作品を聞き合うことを通して、表現の幅を広げていきます。
  • 自分たちで育てたサツマイモの重さ量り、1㎞の実測、川幅を歩測で求めること、校庭の芝生の面積を調べること、理科や社会など他教科と連携して総合的に数学的な考え方を身につけます。友達と一緒に問題を解き、意見を聞き合いながら学習をします。3年生3学期には、学習の定着と課題を把握する為に全員数学検定を受検し、高学年への学習に臨みます。
  • 自然の中で実物に触れ、実感を伴った知識を積み重ねる学習を大切にしています。校庭の植物や昆虫がそのまま教材になり自然に親しみを持つようになって「よく見る」習慣を身につけます。学校のキャンパスをフルに使うだけでなく、3・4年生は逗子で磯の生物について学習することを50年来続けています。4年生は多摩川の上流から下流までの様子を観察し、流れる水のはたらきと土地の変化との関係について学習します。
  • 中学年の学習は市から東京都へと広がります。近所の農家やゴミの処分施設・東久留米市内見学などから、自分で見たこと、聞いたことを中心に学びます。自分たちの生活がたくさんの人に支えられていることへの気付きと実体験を伴った学習を心がけています。
  • 準備運動のオリジナル体操により体育で行われる種目の基本をしっかりと身につけていきます。また運動技能を高める活動と、運動を楽しくする工夫をするとともに、ルールを守って、みんなと協力する力を身につけていきます。
  • どの学年でも年に一回、合奏発表をします。6年間で色々な楽器を担当します。多彩な音楽活動を通して、子どもたちが自分としての音楽表現の仕方を工夫したり、音楽を聴いて積極的にその良さや美しさを感じ取ったりするような学習活動を取り入れ、実践しています。
  • 探究心をもってさらに色々な角度から集中して制作を楽しみ、よく見る姿勢を育てます。躍動する線や色は、集中して向き合うことで積み重ねられるからです。カッターや彫刻刀の取り組みも行います。
  • 生活の中で使える一言の英語を身につけることを目標にしています。英語を聞く力、話す力の基礎を養うために、身近なことから英語で聞き、表現する活動を授業の土台に位置づけています。

4年生担任 真中 昭典

学校作り、生活作りを通して、
社会性を育むことを
大切にしています

自分の意見はきちんと伝えつつ相手の話もしっかり聞き、お互いを認め合いながら成長できる環境作りを大切にしています。学年を越えて「自分たちの学校をみんなで作っていくんだ」という意識や社会性の育成にも努めています。