高等科２年生が国語の時間に,「10分間作文」と丸山真男の「日本の思想」について勉強しました。
高等科２年生の国語の時間では、毎回１０分間で作文を書くことに取り組んでいます。毎回の作文のテーマは、生徒が自分の好きなテーマをカードに書き、それらを集めたカードの束からランダムに出題されます。
今日のテーマは「人は外見か？中身か？」でした。
授業が始まるまで作文のテーマが決まっていないため、生徒は、その場で内容を構成しなければなりません。また時間も１０分に限定されるため、皆懸命に原稿用紙と格闘します。これを始めた当初は、なかなか筆が進まない生徒もおりましたが、今では良い作文が多く提出されるようになってきました。
作文を終えた後は、丸山真男著である「日本の思想」について学びました。また授業では、「日本の思想」に触れるだけでなく、夏目漱石著の「私の個人主義」、内山節著「文明の災禍」の２つの書を取りあげ、日本における専門教育の危険性について考える時間も持ちました。
授業の最後には、過去に大学で出題された「日本の思想」についての試験問題を解きました。わからない言葉を熱心に辞書で調べる生徒の姿がとても印象的でした。
