毎日の礼拝/キリスト教 - 自由学園 男子部/東京の私立中学・高校

毎日の礼拝/キリスト教 - 東京の私立中学・高校【自由学園 男子部(中等科・高等科)】 - 中高一貫教育

教育内容・生活

毎日の礼拝

毎日の礼拝

毎日の礼拝

男子部中学・高校のキリスト礼拝

自由学園では毎朝礼拝が行われています。男子部では、聖書の「マタイ」「マルコ」「ルカ」といった福音書を一年間で一巻通読し、年度の終わりにはパウロたちが残した書簡集にも挑戦していきます。グローバル化した世界へと羽ばたく若者たちにとって、聖書について理解をしていくことは教養として大切なことです。

礼拝では、讃美歌を歌い、聖書を交読し、先生方からのメッセージを聞きます。週に一度は委員長や寮長といった委員の生徒が、日々の生活を通して考えてきたことを男子部の仲間たちに話をします。多くの学校でいう朝礼にあたる時間で、生徒が全校生徒の前で話をするとは考えられないことかもしれません。しかし、その日の責任が与えられた生徒は、自分なりに、学園生活や人生、将来のこと、今なすべきことなどをしっかり考え、心を込めて話をします。自らPowerPointなどでスライドを作り、話すこともしばしばあります。

毎朝30分ほどの時間ですが、自由学園にとって礼拝は、一日を始めるにあたってなくてはならないものです。日々の学園生活を送るにあたって単なる「教養」以上の意味があります。全国から仲間が集まる学校生活や寮生活において、他者の多様性を理解し、同時に自分自身のことを掘り下げて考えるのは避けては通れないことです。礼拝の意義は生徒一人ひとりにとって異なる意味をもっていることと思います。しかしその中で、他者すなわち「隣人」(りんじん)を愛することや、一人だけでは生きられない私たちが互いに、時に助け合い生きていくことなどを考えていく時間となるはずです。