教育内容・生活
グローバル教育 - 東京の私立中学・高校【自由学園 男子部(中等科・高等科)】 - 中高一貫教育
教育内容・生活
ウィンチェスター・カレッジ(Winchester College)は英国で最も古い歴史と伝統を持つ全寮制パブリックスクールの一つです。提出された英文エッセイやその他の観点から選抜された男子部生が毎年2名、男子部の代表として3週間の研修に派遣されます。研修中はウィンチェスターの学生と同じように授業を受け、寮生活をしていきます。後に続く後輩たちの英語学習の励みとなっています。
滞在中、孤児院や特産品のコショウを栽培する農家の訪問、現地の高校生との交流会、王立プノンペン大学日本語学科の学生との学びといったことを体験していきます。
世界の多くの国々から見れば先進国である日本に生きている若者たちにとって、発展途上国の人々の生活に触れていくことは欧米諸国を訪れるよりも多くの学びを得る機会となることでしょう。
学科の勉強は、知識をただ覚え込むのではなく、豊かな自然に恵まれたキャンパスを生かし、実生活の体験に基づき、実物に触れ、「どうしてなのか」「なぜそうなのか」を、自分の頭でよく考えることを大切にしています。そして、自分が考えたことを発表する力や、問題を発見しそれを解決することができる力を養うことを目指しています。
自分にとって興味関心のある「語りうる内容とは何か」を探る作業から始め、ワープロソフトやプレゼンテーションソフトを用いて原稿やスライド作りをしていきます。
ネイティブスピーカーにとっても、効果的なプレゼンテーションやパブリックスピーキングをしていくことは大きな課題でもあります。日常の簡単な会話から一歩踏み出し、知的内容を含むスピーチへとたどり着くための基礎を学んでいきます。英文原稿を書き、発表の練習をしていくことでライティング能力とプレゼンテーション能力を育成していくことを目指しています。
10月の体操会での演技に向けて、デンマークのオレロップ体育大学から指導者を招き、体操の指導を行っていただきます。もちろん指導の際の言語は英語です。体操会後も体育の授業のTA(ティーチング・アシスタント)として体操や運動の楽しさを教えてくれます。
男子部では、東日本震災以降、9月と3月に高等科3年生が、被災地におもむいて、復興支援活動を行っています。(学園全体の活動については、自由学園トップ→特色ある教育実践→社会とのつながり を参照)石巻市の十三浜を中心に、漁師さんの手伝いや保育所などと継続的に関わって活動しています。
男子部の生徒たちは「微力ではあるが無力ではない」の意気込みで東北や熊本の地震の被災地に赴き、支援活動を続けています。熊本の震災のあと、2016年5月中旬に有志のものが現地におもむいて、タッピングタッチ(中川一郎氏開発の心のケアの手法)を行いました。