2月14日から22日の9日間、最高学部4年生はマレーシアに卒業研修旅行に行ってきた。今回の研修旅行の目的は、自由学園での学びを踏まえて、様々な面で日本とは異なる文化を持つマレーシアで現地の文化、宗教、生活に触れるというものであった。また、クラスとして学校を卒業する前の最後の時間を全員でまとまって過ごすという意味でも非常に重要なものである。
旅行の日程は首都クアラルンプールに3泊、ペナン島に3泊、クアラルンプールに戻り1泊というものであった。首都クアラルンプールでは森林研究所、王宮（イスタナ・ネガラ）、国立モスク、国家記念碑、マラッカ、ゴム園、高床式住宅を巡った。また現地の伝統工芸であるバティック染めを体験した。ペナンではフルーツファームの見学、KPTEC社の工場を視察した。KPTEC社の工場はハードディスク製造を行っている。日本の先端技術と現地の人材をうまく組み合わせた事業内容に皆が感慨を受けたと思う。またペナンでは自由行動を2日間設けたため各自で予定を立てて行動した。ジョージタウンの史跡めぐりや、屋台めぐりでの食べ歩き、ウォータースポーツを楽しむなど各自ペナンでの生活を満喫できたように思う。クアラルンプールに戻ってからは自由行動にしたため各自で行動した。
今回の旅行では現地での生活や見学を通して様々な文化を肌で感じることが出来た。クラスメイトのなかには初めて海外に行く人もおり、海外に行くことで日本との環境の違いや文化の違いを改めて考え直すことが出来たと思う。卒業後はそれぞれが自由学園を卒業していき異なる環境で生活していくが、短期間ではあったがこのような体験が出来たことは大変貴重な時間をすごせたと思う。文化的、気候的環境の違う場所での生活がそれぞれの今後の生活に活かせると良いと思う。
旅行中は、天気にも恵まれ、大きな怪我もなく充実した日々を過ごす事ができ、最終日には、全員が健康に帰国することができた。(株)JALセールスの村嶋成人さん(男子部45回生)と引率の夏井正明先生、マレーシアでガイドをしてくださったタン・チョン・グァンさん、そして、両親に、この場をお借りして感謝の意を表する。
（左）KPTEC社の工場視察 （右）フルーツファームの見学
（左）マラッカ巡り （右）森林研究所巡り
文・写真：小川 裕・斉藤希穂子・鶴田雄介・並木渓子・八川志保
（学部4年 卒業研修旅行の係）
