6年前の4月8日、桜が舞い、霙が降る中で入学式を迎えた1年生が、本日、初等部を巣立っていきました。
9時前、緊張した新卒業生が体育館の後ろに整列しました。司会の「卒業式を始めます。新卒業生入場」の合図でピアノの演奏が始まり、卒業生保護者と、教職員、5年生の大きな拍手の中で新卒業生が入場しました。
「卒業証書授与」 一人ひとり学園長から立派に受け取りました。
「6年間学んで」 全員が6年間で一番心に残ったことを話しました。
友だち、自然、掃除、生き物、行事、日記を書くことなど、それぞれ一つのことから深いところまで考えられた言葉でした。
「卒業生に送る言葉」 高橋学園長が、学園長邸の庭に咲いていたツワブキの花を用いて話されました。“この花にはたくさん種が詰まっている。皆さんはこの初等部でこの花のようにたくさんの種を蓄え、これからそれぞれの場所に行って種をまいてさらに豊かに成長していってほしい。”また、このクラスからはじまった学びがあり、自由学園全体でその後も続けられている大切な学びだったことへの感謝が述べられました。
「卒業勉強の報告」 代表者2名が報告しました。オカメザサの剪定、新しい杭の作製から設置まで、銅鏡づくりを卒業勉強で行いました。
「卒業生 合唱」 『絆』という曲を歌いました。マスクをしながらでしたが、20人の声が体育館にとてもきれいに響き渡りました。
最後に「校歌」のピアノ演奏を聞き、マーチに合わせて新卒業生が退場しました。
この一年は、今までの活動に制限のある中でしたが、保護者、教職員、児童みんなで知恵を絞って、新たなことに挑戦し、今まで以上に心に残る一年となりました。
空が晴れ渡り桜も咲き始める中での卒業式、終わった後の清々しい子どもたちの笑顔が素敵でした。
卒業生の皆様、保護者の皆様、今までありがとうございました。これからも応援しています。