第79回、自由学園初等部の卒業式が行われました。
6年生は1人欠席がありましたが、皆で心を揃えて卒業式に臨みました。
東北関東大震災の影響で、リハーサルなしの本番となりました。
一人ずつステージに上がり、矢野学園長から卒業証書をいただきました。
「卒業おめでとう」の言葉に、皆緊張しながらも少し嬉しそうな面持ちで、卒業証書を受け取っていました。
全員でステージ上に並び、「6年間学んで」として、6年間の初等部生活で学んだことを一人ずつ発表しました。
友だちや下級生との協力、責任、継続すること、自然の大切さなど、まっすぐ前を見据えて堂々と話すことができました。
矢野学園長から、地震の影響で今起こっていること、そして新卒業生の皆が新しい希望です、とのお話がありました。
6年生が「Smile again」と「旅立ちの日に」を歌いました。
退場の前に、4年生の時に担任をしてくださった、竹川先生からのお手紙の紹介がありました。
「今、日本中が悲しみの中にありますが、皆さんは仲間と共に前を向いて力強く歩んでいってくれると信じています」
余震が続き、停電の心配のある中でしたが、新卒業生に希望を託し、皆で門出を祝うことができました。