4月15日は、自由学園の創立100周年の記念日でした。
初等部では、礼拝の時間に6年生の教室から讃美歌74番のオルガン演奏と高橋学園長のお話がzoomで各学年に配信されました。
「自由学園が創立された日、最初に集まった生徒は26人でした。その時に、この讃美歌74番が歌われました。この歌の意味は、私たちのまわりにある花や木、鳥や草もすべて神様が創られた。そのことを天地、自然が喜んでいるというものです。創立された日に、羽仁もと子先生は、26人の生徒を前に『ここに集まっているみなさんは、自由学園の子どもです。』という話をされました。それは、学校が子供たちを預かっているのでなく、学校にいるみんなは“家族”だということです。皆さんは下級生のことを思い、また、上級生、同級生のことを思い、仲良く生活したり、一緒になにかをしたりすることを大切にしてほしいと思います。ですから、“家族”と一緒にご飯をたべることも、自由学園ではとても大切にしています。勉強の仕方や掃除のやり方を覚えることより、もっと大切なことを“家族”という考え方で学ぶ場が自由学園という学校なのです。6年生は家族でいうとどの立場でしょう?1年生から5年生は、家族でいうとどんな立場でしょう?それぞれの立場、役割を考えて学校生活を送ってほしいと思います。」
また、この日、「自由学園創立100周年記念バッヂ」が全員に配られました。このバッヂは女子部、男子部の生徒からデザインを募り、その中から選ばれた作品をもとにつくられました。100という文字の背後に校舎が配置することで、創立から今日までの歴史を表し、またの赤と青で彩られた数字の0を繋げることで、これからは男子と女子が一緒にいろんなことに取り組んでいくという学園の姿勢をデザインに込めたそうです。使用されているFutura(フーツラ)という書体には、ラテン語で「未来」という意味があります。
創立100周年を迎えた自由学園の“未来”にぜひ期待してください!
※この日、全校で行った「労働」については、後日載せます。