９月７日の礼拝の時間に「夏休み報告」がありました。
「夏休み報告」とは、３年生から６年生が学年ごとのテーマに基づき、夏休みに自主的に取り組んだ学習の成果を発表する場です。３年生は「家のまわりの地図をかく」、４年生は「20キロ歩き」、５年生は「食の元を探る」、６年生は「日本地図をかく」です。
子どもたちが扱うテーマは、身近なところから外へと広がっていきます。そのことによって自然、科学、社会、環境、歴史、文化・芸術など自分なりの問題意識も自然と育まれていきます。
さて、分散登校のため、この日は４年生と６年生の発表でした。４年生の「20キロ歩き」は、自分で歩きたいコースを決め、実際に歩きます。その途中で発見したこと、気づいたこと、感じたことなどを写真やイラストを交えて一枚の模造紙にまとめます。一方、６年生の「日本地図をかく」は、自分で描いた日本地図に、一人ひとりが自分なりの問題意識をもって調べ学習を行い、同じく一枚の模造紙にまとめます。
６年生のある児童は、もともとダムが好きだったことから発電に関心をもち、原子力発電所について調べたことを発表していました。また、４年生のある児童は、もし身の回りで災害が起きた時を想定し「家のまわりの防災散歩」としてまとめていました。 限られた紙面に、自分が調べたことや伝えたいことを図やグラフ、イラスト、写真などを交えて見やすく、わかりやすく伝える手法は「ポスター・セッション」とも呼ばれます。学会や会議などの場でも使われるこの手法を、自由学園では伝統的に取り組んでいます。
８日は３年生と５年生の発表があります。
