緊急事態宣言下での分散登校期間中、子どもたちが最も楽しみにしている時間の一つが「休み時間」です。
分散登校期間のため、活動場所、過ごし方にも制約はありますが、それでも子どもたちはグラウンドや中庭でドッチボールやサッカー、ドロケイをしたり、体育館でバスケットボールや鬼ごっこをしたり、元気よく体を動かして遊んでいます。
また、木に登ったり、虫とりをしたり、うさぎやウコッケイと過ごしたり、自然の多い自由学園ならではの過ごし方をしている子どももいます。
もちろん、教室で本を読んだり、自由帳を開いたり、係の新聞づくりに夢中の子どももいます。美術室で手を動かしてなにかつくっている子どももいます。コロナ禍でさまざまな制約がある中でも、初等部の自然や環境を生かして、自分たちで休み時間を工夫して過ごしていることに頼もしさも感じます。
しかし、子どもの立場で考えてみると、クラスを半分に分けられたり、遊ぶ場所を指定されたりという状況は、すべて“大人の都合”と映っているかもしれません。一見、楽しそうに見えても、どこかで不自由さ、物足りなさ、もどかしさを抱えている子どもも多いと思います。
今週の分散登校から段階的にクラスそろっての学校生活に移っていきます。そして、金曜日からはいよいよ全校そろっての通常登校が再開されます。
待ちに待ったクラスそろっての学校生活、自由な休み時間を子どもたちが安心して過ごせるよう、教職員一同、引き続き感染対策に取り組んでいきます。