学びの発表会 ①はじめに/近況(全学年) - 自由学園 初等部(小学校)/東京の私立小学校

学びの発表会 ①はじめに/近況(全学年) - 東京の私立小学校【自由学園 初等部】 - 人間の土台を創る一貫教育

近況(全学年)

学びの発表会 ①はじめに

2021年12月8日

初等部の好きなところや、自分で考えた100年後の初等部の模型を見せながら、嬉しそうに聞きにきたお母さんや友だちのお父さんに話す2年生。クラスで飼っているウサギのことから、自分が関心を持った歴史やフンのことを楽しそうに語る3年生。食をテーマにした5年生のあるグループでは、AIに頼りすぎるとどうなるのかという問いを立てて、JAや農家さんへ自分で連絡をとって、直面する現実的な課題や、これまでの工夫などを聞いて、自分たちにできることを考えた子どもたち。自分が「やってみたい」から出発して、自分ごととして進め、消化してきた言葉には自信が溢れ、喜びさえも感じられるようでした。

12月4日に初等部で「学びの発表会」が行われました。各学年で関心を寄せていた大きなテーマがあり、中高学年はそこから出発して、いくつかのグループに別れて探究的に掘り下げていく形になりました。発表の形式も学年ごとに個性的で、来場された保護者や他の学年の子どもたちに向けてポスター発表し、質問などに応答していく形が多くありました。中には劇発表を取り入れている学年もあり、準備にあたってはご家庭の協力をはじめ、美術や理科、国語、社会、総合など教科横断的に様々な先生が関わり、大人(保護者・教師)も子どもと一緒に学びを深めていく時間になりました。


会の冒頭で初等部佐藤部長から来場した保護者の皆さんに向けて次のような話がありました。「発表は”最終ゴール”ではなくて、自分なりに感じたり考えたことの発展途上にあるということ。今日の発表会で語る子どもたちの言葉に耳を傾けて欲しい、質問をたくさんして欲しい。そのやり取りを通じて、さらに学びが発展していく。」

高橋学園長はじめ学園内の先生や保護者も熱心に発表を聞き、質問して下さいました。副学園長兼最高学部特任教授の成田喜一郎先生は前回の発表会から初等部の学びに伴走しています。初等部教師にとっても収穫の多い学びの機会になりました。

今回の様子はこれから低学年と高学年、2回に分けて紹介して行きます。お楽しみに。

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