自由学園の庭/近況 - 自由学園 男子部/東京の私立中学・高校

自由学園の庭/近況 - 東京の私立中学・高校【自由学園 男子部(中等科・高等科)】 - 中高一貫教育

近況

自由学園の庭

2010年4月25日

創立者の羽仁吉一先生は、自由学園の庭について「自分は水を流して、池を作ったり、燈籠をおいたり、そういう趣味は自分はきらいだ。ただ武蔵野らしい田舎道や丘のようにしたい。庭としもなき庭、それが自分の理想である。」(雑司が谷短信下巻「一草一木への愛」)と書かれている。そのような思いのもと丹精こめて作られた3万坪の庭は、75年以上経った今でも生徒学生たちによって手入れされ、魅力あふれる場所となっている。学園の敷地を流れる小川沿いに咲く菜の花が今ちょうど見ごろを迎えている。環境汚染が深刻な社会問題となっている昨今、学園の豊かな自然が生徒たちの心に残り、少しでも社会に働きかけていく力になればと願う。

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