5月6日から9日まで、高等科１年生は栃木県那須塩原市にある自由学園那須農場で修養会を行った。修養会の目的は、高等科から入学した生徒と内部進学の生徒の交流を通じて、クラスの親睦を深めることにあった。
早朝5時前に起床し、牛舎を掃除する。小雨の降るなか、泥に足を踏み入れて田植えをする。強い日差しのなか、竹林を切り開いて伐採した竹を焼く。それらの労働や共同体験に、最初は気が向かない生徒もいたようだが、いつしか皆が黙々と取り組み始めた。
最終日の感想にはこんなものがあった。「これまでやりたくないことは文句ばかり言っていた人が、一生懸命に取り組めるようになった。」「4日間でクラスがひとつになってきた。」「皆がよくしたい、仲良くなりたいと思っていることに気づけた。」「この4日間は、普段の生活の半年分くらいの濃さがあった。」
37人が互いの存在を認め合い、尊重しあうクラスになっていくための、ひとつのきっかけになる行事となった。
読書の時間 牛舎当番
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