5月10日、夜7時過ぎ。事務室前を通りかかると生徒が3人、受付に座っている。彼らは職員が帰った後の、学校への電話の応対にあたる事務室当番の生徒である。「はい自由学園です。・・・健康管理室ですね・・・少々お待ちください・・・外線からお電話です」。このような電話の取次ぎが事務室当番の役目である。学校の顔ともいうべき受付の責任は非常に大きなものである。中にはその責任の大きさを十分自覚せずにぶっきらぼうに対応してしまう生徒もいるのだが、このような責任もよい教育の機会である。3人は熱心に明日の英語の試験のための勉強をしていた。「教えたり教えられたりしながらやっています。ここは勉強しやすいんです」とのこと。
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