5月18日、全国友の会の大会が自由学園において行われ、日本中の友の会を代表する約1000人の会員の方が集まった。友の会は、雑誌『婦人之友』の読者の集まりとして1930年に発足。今回は創立80周年を記念する大会であった。
例年と同じように昼食は各部の食堂にお招きし、男子部では、男子部高等科2年生が数週間前から試作を重ねていた「鶏のカレーソースかけとマッシュポテト、グリーンサラダ、ブドウとヨーグルトの2色ゼリー」をお召し上がりいただいた。昼食中の報告時間には、生徒たちが寮生活の基本として学んでいる「洗濯」と「小遣い帳」について報告した。
また午後のプログラムの初めに行われた「自由学園の教育報告」では、中等科1年生が自炊での失敗や上級生の支え、豚の世話を通じて感じた命の大切さ、父母への感謝の気持ちなど、入学して1ヵ月をすごしての感想を述べ、高等科3年生がその新入生の生活を支える様子を語った。苦労を重ねつつ責任感を持って生活している様子が伝わってくる内容に、大きな拍手が送られていた。尚、5月18日~21日(金)まで、自由学園明日館において「全国友の会創立80周年記念展示『友の夢 あつめて』」が行われている。