5月20日の昼食時間、英会話のトム・ジョーンズ先生に「上高地の自然保護の歴史」についてお話をしていただいた。トム・ジョーンズ先生は、1999年に高校卒業後のギャップイヤーを利用して、男子部に英語助手として来日。この年、高等科の生徒と共に遠足に参加し、槍ヶ岳に登る。その登山がきっかけとなり、その後国立公園等の自然保護に関心を持つようになり、信州大学の修士課程、東京大学の博士課程でこの春まで研究を続けてこられた。上高地には黒部ダムのようなダム計画があったが、その自然を守ろうとする人たちの努力によって中止された。また日本の中では最初のマイカー規制を行って、自然が保護されてきたことを話された。今回の遠足で上高地を訪れる高等科の生徒にとっては、特に興味深いお話であった。
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