今年で7年目になる平和週間。
今年度は、企画・運営・実施まで全て生徒が行っています。
1日目にご登壇いただいたのは、株式会社オタキング代表取締役で、現在YouTubeでも活躍されている、岡田斗司夫さん。中学3年生の女子生徒が「俯瞰的に物事をとらえて考えていらっしゃる方だと思い、『平和』についてどのように考えていらっしゃるのか、ぜひ聞いてみたい」ということで、依頼しました。
講演では、
・ウォルト・ディズニーの正義の話
・『風立ちぬ』の主人公二郎は正しかったか
・『もののけ姫』のサンとエボシはどちらが正しいか
この3つのお話を通して、平和について考えを深めていきます。
何かを犠牲にしても、夢を追いかけるか？
人間だけが良ければいいのか？
それぞれの思いや、大切なものがあり、頭を悩ませながらも、自分の考えを言葉にして、ポストイットに書き込みます。そして他の人の意見を聞きながら、頷いたり、首をかしげたり、各々の反応を示す生徒たち。
正解はありません。
「何よりも良くないのは、思考停止になってしまうこと。」
「議論していかなければならない。」
「平和がいい、と言うだけでは平和はこない。」
と岡田さんはおっしゃります。
講演終了後は、質疑応答のためたくさんの生徒が集まりました。岡田さん自身の考えや、学校運営で悩んでいることなど、様々な質問が飛び交い、最後まで盛り上がりを見せていました。
世間で「正しい」とされていることを無条件に受け入れるのでなく、そこに疑問を抱いたり、違う意見を持つ人と討議したり、考えることを止めないことも、平和への一歩です。今回の公演を通して、生徒たちが何を思い、何を考えたか。その過程をこれからも大切にし、平和を実現する人になることを願います。
