4月27日(土)、最高学部の水文・気象観測室の学生は、埼玉県飯能市に位置する自由学園名栗植林地で活動しました。林内を巡視しつつ観測機器のメンテナンスをはじめ、渓流の水質・流量の調査、動植物の観察なども行いました。中でもシカによるとみられる樹皮剥ぎの痕跡を確認しました。またいたるところでスミレの仲間が観察できました。スミレは自由学園の「スクールフラワー」の一つでもあります。
以下は、4月27日〜28日にかけて花や新芽が見られた植物(灌木・草本)の一部です。中でも自由学園のスクールフラワーでもある数種類のスミレの仲間が印象的でした。これらは2021年3月に整備した森林作業道沿いで多く見られ、年々個体数が増えているように感じます。これは整備に伴う除間伐により、林床まで日光が届くようになったことが一因と考えられます。
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(2021/2/12)【総合】名栗:森林作業道の開設工事が完了
文・写真:吉川 慎平(最高学部教員・環境文化創造センター長)