3年生の村松由花梨さんが9月25日(月)の昼食時に学外研修の報告をしました.
村松さんはギャップイヤー制度と学外研修制度を併用して,デンマークのエグモントホイスコーレへ1年半留学していました.
エグモントホイスコーレは障がいのある学生と障がいのない学生が共同生活をして学ぶ全寮制の学校です.学生の半数が身体,精神,知的障がいのある学生です.彼らは国の制度を用いて,障がいのない学生をアシスタントとして雇います.アシスタントはクラスメイトとしてともに学び,身の回りの世話を行い,買物・旅行などをともにします.村松さんはアシスタントとして過ごしました.
村松さんは,高3時に新得共同学舎で精神障害・知的障害を持った方と接し,人はみな対等なのかと疑問をいだき,学部2年時に自由学園に来校したエグモントの方々との出会ったことから,エグモント留学を決意したそうです.
報告では,エグモントでの学校の日常を詳しく紹介し,そこで起こったこと,学んだこと,感じたことを切々と説明してくれました.学部の友達を見るように,長所短所はもちろん,個性・性格を知ることが基本であり,大切である,と村松さんは語りました.
文・撮影写真:遠藤敏喜(学部教員)