学部は、７月５日に１学期を終了し、夏休みに入った。この日は、学部終業式の前に、４年生の卒業研究と２年課程２年生の卒業勉強の中間報告会が行われた。
今年度の２年課程卒業勉強は１グループで、自由学園の卒業研究旅行について取り組んでいる。戦前から続くこの旅行の歴史をひもとき、その意義を再考する。
（左）２年課程の報告 （右）ムーミンにおける自由の報告
４年生の卒業研究は、次のようなものが取り組まれている。
文化の理解
日本画やテキスタイルの制作
ヤンソンのムーミンシリーズにおける自由の考察
アドベンチャーレースによる未知の世界への挑戦とは
自然の理解
落合川のアブラハヤや柳窪地域のコムギの観察と考察
粉塵爆発を動力に変える試み
ジャガイモの塩分吸収メカニズムの解明
UMLデザインパターン適用による情報伝達手法の提案
データサイエンス（国際学会出席中につき欠席）
粉塵爆発の報告
社会の理解
安全と地域社会～ルールと遊び性をもとに理想の集団を導き出す
託児空間における玩具の考察
男子部の遠足の意義の考察
日本における企業倫理
現代における住まい方の変化を探る
自由学園の教育資産を活かしたキャンパスマネジメントの研究
（左）ジャガイモの塩分吸収メカニズムの報告 （右）安全と地域社会の報告
（左）玩具の報告 （右）社会の理解系の質疑応答
報告会後に、学部終業式が行われた。副委員長による日直と宿直の氏名点呼のあと、委員長から夏休み中の施設利用の注意事項が説明され、その後、運動部をはじめとする夏休みの活動の報告があった。最後に学部長の鈴木春男先生からお話があった。
夏休みには様々な活動がある。２年課程２年生の修養会、男子学生有志による海山での育林活動、ネパールワークキャンプなどである。それぞれが充実した夏休みを過ごし、また元気に９月５日に再会したい。
文・写真：遠藤敏喜（学部教師）
