学部4年 国際学会にむけて/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

学部4年 国際学会にむけて/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

学部4年 国際学会にむけて

2008年7月4日

総合演習「数理情報」に所属する4年生2名が、以下の国際学会の審査をパスして、海外で学会講演するべく、いよいよ出発します。

安齋達彦くん
学会名称:23rd International Workshop on Statistical Modelling
開催場所:オランダのユトリヒト
講演日:7月7日
講演題目:Modelling duration of necessary and non-necessary activities in daily life

髙橋仁穂くん
学会名称:XXIVth International Biometric Conference
開催場所:アイルランドのダブリン
講演日:7月18日
講演題目:Development of switching state models for bird count series


安齋君の研究は、全国友の会の2004年度の時間調べのデータを分析して、1日の生活時間のうちの非必需時間は正規分布と指数分布の混合モデルとしてうまく表現できることを示したものです。

髙橋君の研究は、男子部で45年間続いているバードセンサスのデータを時系列解析して、ある野鳥の観測羽数は人工的な要因と季節的な要因の環境変化の状態をスイッチとして組み込むことでうまくモデリングできることを示したものです。

ふたりは、この一ヶ月間、英語の特訓を重ねました。講師の数学の先生や英語の先生をはじめとする多くの先生方、そしてゼミの後輩や英語の得意な同級生をはじめとする多くの学生を前に、リハーサルを繰り返しました。準備は万全なのできっと良い成果を持ち帰ってくれると信じています。

なお、今回の講演に関しましては、渡航旅費、宿泊費、学会参加費がふたりあわせて約80万円以上必要でしたが、そのうちのおおよそ半額を自由学園国際交流基金と協力会から支給していただきました。これらはいずれも前例がないことでしたが、多くの皆様のご尽力により実現しました。あわせて残りの半額も、それを大きく上まわる額が、父母会、卒業生、教職員の皆様のご支援により、募金として集まりました。ふたりは心おきなく準備に没頭することができました。皆様の暖かいご支援に心から感謝申しあげます。

文・写真:遠藤敏喜(学部教師)

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