学部2年 卒業生講座の第2回目/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

学部2年 卒業生講座の第2回目/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

学部2年 卒業生講座の第2回目

2008年7月4日

学部2年卒業生講座7月3日(木)の1時間目に、2年生の卒業生講座の第2回目が行われた。講師は工芸研究所の金子紀子先生(J42)と田村滿惠先生(J54)。


講座では、前半に金子先生が工芸研究所の設立の経緯から現在に至るまでの活動についてお話してくださり、後半に田村先生が工芸研究所の現在と今後の活動と、モノを作るということの心構えについて、お話してくださった。おふたりのお話の間には、スライドや実物で、工芸研究所の製品や記録資料などを多く見せていただいた。
今週の美術工芸展では、クラスの多くの学生が作品を出展する。またそればかりではなく、全体の常務リーダーとしての責任を担う。今回の講座をきっかけに工芸研究所や美術工芸展の歴史についても深めていきたい。
学生の感想
私はいくつか工芸研究所のものを持っているが、工芸研究所について知らない事が多かった。今回の講義では、扱っている製品の他にも、特徴的な模様の見本や歴史資料にも触れる事が出来たのが良かった(八木顕人)。
今回の卒業生講座では大きく分けて工芸研究所についてと、自由学園の美術教育についての2つについてたくさんのことを知ることができました。工芸研究所については、学園と深い関わりがあると知りつつも、具体的にどのような組織であるのか知らなかったので今回の講座で知ることができてよかったです。また、学園の美術教育が工芸研究所と強いつながりがあることが分かりました。美術展にむけてとてもよい機会が与えられたと思います(菊池春果)。
工芸研究所の出来た当時の話を聞き、若者が自分たちの使いたいものを作りそれが評価されるということに、学園で学んだ人の感性と技術、それからものに込める丁寧な気持ちのすごさを感じた。カタログで見る工芸研究所の製品はかなり値が張るように感じるが、そのものの価値は実際に見て、作った人の話を聞き、使って見なければわからないと思った。大量にものが作られ捨てられていく現代、一つ一つが丁寧に作られる製品がもっと世に広まりものを大事にする文化が広まると良いと思う(鈴木雄紀)。
  学部2年卒業生講座   学部2年卒業生講座
    カタログや製品を興味深く見る学生

文・写真:遠藤敏喜(学部教師)

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