最高学部4年課程2年男子19名と引率の咲花先生、添乗員のJTBの方の計21名が12月8日から11日まで、3泊4日の前期課程修了研究旅行で九州を訪れた。
旅行の行程はほぼ例年通りであった。初日は熊本空港より宮崎県の高千穂へ。高千穂では、高千穂峡、天岩戸神社、天安河原、高千穂神社を見学し、夕食後には高千穂神楽を鑑賞した。
（左）高千穂峡 （中）高千穂天安河原 （右）高千穂神楽
2日目に、阿蘇の外輪山にある大観峰から噴火が盛んな阿蘇山を見た後、大分県にある広瀬淡窓の私塾咸宜園へ向かい、担当の方から詳しい説明を受けた。ミスタ羽仁が男子部を設立するときに、どのような思いを込められたのかよく解る見学だった。その後は武雄市立図書館を見学し、宿泊先の卒業生の41回生前田浩尚さんが経営しておられる京都屋にお世話になり、卒業生講座として、男子部31回生の佐藤光さんと前田さんにお話しいただいた。
（左）阿蘇大観峰 （中）咸宜園 （右）広瀬淡窓の漢詩
（左）リーダーによる礼拝 （中）卒業生講座 （右）京都屋で記念撮影
3日目は小説『沈黙』の舞台でもある長崎県外海の遠藤周作記念館を見学したのち、長崎の平和記念公園と原爆資料館を見学した。最終日には軍艦島への上陸ツアーを行った。
（左から順に） 長崎平和記念公園、黙祷、軍艦島、船上から
旅行前には、阿蘇山の噴火など、多くの不安があった。また、旅行中には、大きなけがはなかったものの、数名の体調不良者や発熱を訴える人が出た。しかしながら、その土地に根付いた歴史や文化を知り、雄大な自然に触れるという経験は、とても貴重なものであったように思う。
文：寄田翔平・坂田健一郎（学部2年・リーダー）
写真：花井聖仁（学部2年）・咲花昭嗣（学部教員）
