私たち自主研究「RO農法への挑戦」グループは9月9日(土)10(日)に、最高学部生5名、女子部生1名、男子部生3名、教師2名の計11名で、那須農場で2学期最初の活動を行いました。活動内容は圃場内の草刈りと作物の生育状況の確認や枝豆の収穫を行いました。
圃場の全体の様子としては、2ヶ月ぶりの作業ということもあり雑草が大きく成長していました。ライ麦によるカバークロップがあったとしても雑草を抑制できるのは最初の1~2カ月だけだと感じました。しかし、その最初の期間に大きく育った作物は雑草に負けることなく生育することができています。
1つ目の畑に植えたワタは昨年度に比べて大きく育っているものが多かったので、大きいものは支柱に紐で固定し摘芯を行い収穫量も増やせるようにしました。花が咲いている株も多く収穫が期待できます。
2つ目の畑に植えた大豆用の「サトノホホエミ」は不耕起でも立派に成長しており、雑草よりも大きいものがほとんどだったため覆い被さっているツルだけ取り除きました。12月頃まで待って大豆として収穫の予定です。
3つ目のサツマイモの畑では雑草が大きくなっていましたが、サツマイモのツルはしっかりと伸びていました。しかし安納芋だけ他の2種類に比べてツルの伸びが良くないように感じたので注意していきたいです。来月の収穫に向けてサツマイモは試し掘りも行いました。サツマイモは収穫の前に試し掘りを行い成長の様子を見るそうなので、私たちも1株だけ掘り起こしました。実っていたサツマイモは小ぶりだったのですが1か月後には大きくなっていることを願いたいです。
シソは7月の活動でも発芽しているものが少なかったため成長しているものも数株しかありませんでした。そのため今回収穫はせず、来年度への播種に向けて種用に収穫しようと考えています。
4つ目の畑に植えた枝豆用の「たんくろう」は播種時期の違いからか2つ目の畑の大豆よりは小さかったものの、莢はしっかりと実っていたため収穫を行いました。収穫は根元から刈り取り集め、そこから莢だけ取っていくという流れで行いました。合計で9キロの枝豆を収穫することができました。収穫してすぐに食べた枝豆は味がしっかりとしていて、とても美味しく食べることができました。
枝豆と一緒の畑に7月になってから植えたトウモロコシは2株しか見つけることができず、背丈も約70cm程度でした。植付け時期や植え方などの反省点を考え、来年度も育てるのであれば改善できるようにしていきたいと考えています。
今回の活動では枝豆の収穫を行うことができとても嬉しかったです。昨年度に比べて育てる作物も畑の広さも増やしましたが、昨年度の経験から成功へと繋がっている面も多くあるので引き続き観察と挑戦を続けていこうと考えています。
文:山田周太郎(最高学部2年)・写真:最高学部2年