ネパールからのお客様をむかえる/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

ネパールからのお客様をむかえる/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

ネパールからのお客様をむかえる

2025年10月22日

10月14日(火),自由学園にネパールからのお客様をお迎えしました.
この夏に行われたネパールワークキャンプには,最高学部生と高等部生7名が参加しました.その際共に活動した大学生をはじめ,活動地のシンドゥパラチョークの中高生など計9名(最年少は14歳)が来校しました.学園側は,この夏ワークに参加した生徒,学生,教員が対応しました.
一行は11時ごろ学園に到着し,学部の神先生から自由学園と最高学部についての紹介をしました.その後,学部生と一緒に食事用意をして昼食の食卓を共に囲みました.献立は,麦入りご飯,鯖の竜田揚げ風,青梗菜の辛子和え,ヒジキ煮という和食でしたが,お箸にもトライしていました.
昼食後には,11日に行なわれた体操会の演技から学部生の「有志体操」を披露し,ネパールの女子生徒は学校で始業前にしている体操と民族のダンスを踊ってくださいました.
次に,現在高等部副委員長をしている阿左見さんから学校生活や委員組織などについての話をしたあと,約1時間半をかけて中等部,高等部,図書館,新天地,初等部(外観だけ)の順路で校内を回りました.台所や新天地なども興味深く見学していらっしゃいました.

学部食堂で自己紹介していただく
中等部養魚池でアクアポニックスの実験装置について説明をきく


最後にお茶の時間をもちながら,学園を訪問しての感想を話していただきました.
・ネパールの学校では先生の言うことをその通りに行なっていたけれど,学園の生徒が委員の活動や学校生活を自分達で考えて行っているところに感心したし,私たちの学校生活にも取り入れられることがあるかもしれないと感じた
・自分は机上での知識は学んできていたが,自由学園の教育には実際の経験を通して学び,生活の中で知識を確かなものにしていく仕組みがあると感じた.それは生きていく上で非常に大切なことだと思った
・学ぶための環境が整っていることや,生徒・学生が学校を自分達で考えながら回していっていることがすばらしいと思った


学園側を代表して学部生から次のような挨拶をしました.
・夏のワークキャンプで一緒に活動した学生を含めたネパールの方たちが,日本,そして学園を訪ねてくれ,自分達の学校について知ってもらう機会があるという双方向の交流ができたことがとても嬉しい.ネパールに行った私たちは,また絶対ネパールに行きたいと思っているし,皆さんもぜひまた日本を訪れて欲しい.その際はまた一緒にいろいろなものを見たいと思う.


最後に全員で記念撮影をし,正門で見えなくなるまでお見送りをしました.
今回,離日前日というスケジュールではありましたが,最後に学園を訪問できた良かったという感想もいただき,お互いに刺激を受けるきっかけとなりました.このような交流がこれからも続くことを願っています.

文・写真:小田幸子(最高学部教員)

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