15日の午後から今年度の授業が始まった。高等科1年生の授業は、「理科総合」。新入生も加わって37名での初めての授業となった。授業のテーマは「力とは何か」。1kgまで測れるバネばかりが手渡され、錘の増減とバネの伸縮の関係を、実際に物差しで測りながら調べた。その結果、生徒たちは自分たちの手と眼を使って、100g重の力が加わるごとに1cm伸びるバネが使われていること、バネの両端に同じ力がかかっていることを突き止めた。それを導入として「同じ錘を月面上で測ったらその値はどうなるか」「精密なバネばかりには、都道府県名をつけなければならないのはなぜか」といった問いが発せられ、教室は新鮮な驚きに包まれた。
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