男子部では中等科3年生の「産業」の授業で、養豚や養魚、畑での作物の栽培などに取り組んでいる。動物の世話は連休中でも休むわけにはいかない。いつもは中等科1年生から豚当番が出て、交代で朝夕の豚舎の掃除や餌やりをしているが、連休中は1年生が全員帰省できるようにと、中等科2年生がその間の豚当番の任を担っている。彼らは毎日10時に登校して、中等科3年生と一緒に豚の世話に汗を流している。こうして豚舎の清潔さが保たれ、豚たちの生活が守られている。「命を育てる責任」の学びは、同時に、1年生への小さな思いやりを表す隠れたひとコマでもある。
近況