ネパールの言語と文化を学ぶ/技能・感性 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

ネパールの言語と文化を学ぶ/技能・感性 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

技能・感性

ネパールの言語と文化を学ぶ

2021年2月7日

自由学園最高学部では1990年以来,毎夏にネパールにおいて植林を中心としたワークキャンプを行って来ました.そのような経緯もあり,2016年度からはネパール語が開講されています.

今年度は,世界的なコロナウイルス感染拡大により,30年続いたワークは惜しくも中止となってしまいましたが,ネパールの言語と文化の授業今年も開講されました.

春期の授業は全てオンラインで行われ,ネパールで仕事をしている卒業生にも時々ゲスト参加してもらいながら授業を行いました.

秋期に対面授業が再開された後も,対面授業とオンライン授業をほぼ交互に行いました.オンライン授業では,会話で使える表現や語彙を増やす練習を行い,対面授業ではネパールの文化に触れる機会を設けながら,できるだけネパール語で話をすることをしてきました.

その中から3回分の授業の様子を紹介します.

2020年11月14日 ネパールのお祭 “ティハール” を体験

西暦の11月頃ネパールで行われるティハールというお祭について勉強した(2020年は11月13から17日までの間に行われる.ネパールではビクラム暦という暦が公式に用いられている)ネパールの祭としてはダサインが有名だが,ティハールはそれに次ぐ規模で行われ「光の祭典」とも言われる.祭りでは5つのプジャ(お祈り・儀式)が行われることなどを映像も使って学んだのち,神様を家々に迎え入れるために描かれる極彩色の絵を模したものを学部3年の阿部さんが描き,担当の中塚先生を交えて彩色した.またティハールに欠かせないマリーゴールドの花を飾り,灯(LED)を点すと少しだけネパールが近くなった気がした.その後,ネパールのお茶を飲みながら「絵を描くにあたり使った色」「今日の授業で使った物品」「ティハールではどのようなことをするか」などをネパール語で説明する会話練習をした.

ネパールの言語と文化を学ぶ
ティハールをテーマに会話練習する阿部さん(左)
ネパールの言語と文化を学ぶ
先生と一緒に彩色する

12月12日 ネパール衣装を着る

クリスマスイルミネーションが正門前に飾られた12月中旬,それぞれがネパール衣装を着て学園の庭で写真撮影を試みた.

この日,中塚先生はネワール族(ネパールの民族の一つ)の男性の民族衣装,阿部さんと小田は女性の正装であるサリーではなく,日常的に着用されているクルタスルワールに身を包んで教室で集合.それぞれの衣装について「衣装をどこで手に入れたか」「衣装の色について」「衣装をどのように着るのか」といったことをネパール語を使って話した後で,屋外に出て写真を撮影した.

ネパールの言語と文化を学ぶ
ネパール衣装を着てクリスマスイルミネーション前で記念写真
ネパールの言語と文化を学ぶ
今度は紅葉と共に記念写真

2021年1月23日 学園案内バーチャルツアー

期末試験の一環として,ネパールと学園をオンライン回線でつなぎ,中塚先生の知人のネパール人ご夫妻にネパール語で自由学園構内を案内するという企画を行った.必要な単語はそれまでに復習し,阿部さんがルートや説明内容も準備して行った.

あいにくの雨のため,移動中のつなぎの会話などに課題は残ったが,自分の生活体験も踏まえながら女子部,男子部,学部を案内した.初めての試みではあったが,先方にも喜んでいただくことができた.阿部さんは「とても緊張しましたが,一生懸命準備をしました.晴れていたらもっと良かった」と話していた.

ネパールの言語と文化を学ぶ
オンラインを通してネパールのご夫妻に構内を案内する阿部さん
ネパールの言語と文化を学ぶ
オンラインを通してネパールの方から感想を伺う

今年度は受講生が少なく,又コロナ禍によるいろいろな制限もある中,楽しく斬新なアイディアで授業をしてくださった中塚先生に感謝申し上げます.

これからも制約ある生活が続くと考えられますが,今後もネパールの文化に触れて学ぶ機会を持てると良いと思っています.

文:小田幸子(学部教員)
写真:小田幸子(学部教員)
※正門警備員さんにも撮影協力いただきました.ありがとうございます.

カテゴリー

月別アーカイブ