美術の講評会が行われる/技能・感性 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

美術の講評会が行われる/技能・感性 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

技能・感性

美術の講評会が行われる

2022年2月2日

最高学部の秋期試験期間中の2月2日、美術を履修した2年生から4年生までが作品を発表し、指導者が講評をおこなう講評会が行われました。

会場の準備をする


講評会の会場は学部食堂でした。そのほかに学期末の課題制作として作品を学部棟の階段の途中や実習棟など展示していて、小さな展覧会のようでした。

作品も絵画・彫刻・染織などいろいろで、違うコースの友人の作品を鑑賞し思いを聞く場でもあります。

実習棟にも展示が


学生は作品についての思いも語ったのですが、中には「高等科2年のときに完成しなくて、続きをつくった。作りかけの作品が一度行方不明になり、今年度再発見されて完成させた」(2年生男子)、「学部2年生の終わりにデザイン画をかいて準備をはじめたが途中コロナ感染症でオンラインになり、昨年度完成しなかった。今年度続きをしているが2人がかりで織る大作で、まだ3分の1しか織りあがっていない」(4年生女子)というものもありました。

彫刻作品について語る
焼きあがった作品を見せながら
別の分野の指導者からもコメントをもらう


作品に自分を表現する、そのかかる時間や形は多様であることを改めて感じました。
ところで、染織の大作は「卒業式でぜひお披露目しましょう」と指導者が学生に言ったそうですが果たして…

最高学部 奈良忠寿(文・写真)・松下瑛美(写真)

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