2017年度公開合同ゼミが、11月1日(水)に開催されました。最高学部3年生が来年度の卒業研究を見据え、良い準備ができる機会にするために、それぞれが関心のあることについて研究し、その成果を報告しました。ゼミによって、個人研究やグループ研究と形は様々ですが、ゼミとしてのまとまりや一体感をより一層濃いものにすることも今回の目的の一つです。
3時間あまりの会でしたが、最高学部の1年生から4年生と教員が熱心に聞き入りました。質疑応答の時間は多く取れませんでしたが、会場から研究テーマの意義への賛同や研究を深めるための助言があげられました。会場で書いてもらったアンケートでは、学生から次のような意見が出ていました:「皆がふだん感じていることを調べていて興味が持ちやすかった」「難しい内容だったが視覚的情報が多く分かりやすかった」「初めて知った概念があり難しかったが興味深く聞いた」「最近は実用的な研究や日常的な研究が多かったが,このようなアカデミックな研究も大切だと思った」「表現がとても興味深かった」「内容にそれぞれの色が出ていてどれも面白かった」「プロセスに感心した」。公開合同ゼミの目的は達せられたようです。今後それぞれが研究に生かしていくものと期待されます。
文:水嶋敦(学部教員)
写真:吉川慎平(学部教員)