生活経営研究実習食グループの2年は、2月9日(金)に、しののめ茶寮で1日学生運営カフェを行いました。
今回は、「寒い季節に生姜や根菜などで体を温めたい」「ひとつひとつ心を込めて作りたい」というコンセプトのもと、「心とからだ温まるランチ」を考案しました。限定30食で肉まん、ちまき、ピクルス、スープ、手作りのカルピスで作ったゼリーのセットを提供しました。肉まんと、ちまきは熱々を食べていただくために、ギリギリまでせいろで蒸すなど出し方も工夫しました。
午後のカフェの時間には、ランチのカルピスゼリーに学園で採れたゆずを加工したゆずシロップをのせた二層のゼリーと、学園で採れた蕗のアンゼリカを練りこんで1年生が作ったクッキーを販売しました。
当日は、しののめののスタッフの方には、お手伝いをお願いせず、自分たちでレジ打ちから提供まで行うことを試みました。現在、2年生は3人のみなので、混雑時は1年生に助けてもらいながら何とか運営は出来ました。ただ、試作の記録や正確なレシピの把握を怠ってしまったため調理中に混乱してしまったり、肉まんの加熱に思ったよりも時間がかかり、一部のお客様をお待たせしてしまい、番号順にお渡しできなかったことなどを通して、余裕のある運営を行うためにはしっかりとした準備が重要であることを痛感しました。
今年度はイベントが沢山あったため、カフェの運営は一度しか行えませんでしたが、二年間の総まとめとして今までの活動で培ってきたことを生かし、食の学びを発信することが出来たのではないかと思います。
文:栗田萌々子(学部2年)
写真:奈良忠寿(学部教員)