私たち自主研究「RO農法への挑戦」グループは10月19日(土)、20日(日)に那須農場で活動を行いました。今回は最高学部3年4名、最高学部1年1人、高等部生徒6名、教員1名の計11名が参加しました。
今回は主に春に植えた作物の収穫、今後に向けた秋作作物の植え付けを行いました。
今回はとてもいい天気の下で作業を行いました。作物も雑草も旺盛に育ち、実を結ぶ季節です。

今回収穫したものとしては、サツマイモ、トウガラシ、シソです。
サツマイモの半量は大きさが足りず次回の活動に回し、べにはるかを中心に半分を収穫しました。今回の収穫量は17㎏で、大きすぎず手ごろなサイズが多くありました。今後皆で焼き芋などにしていただく予定です。

トウモロコシやカボチャはうまく実を付けることができませんでしたが、トウガラシは赤い実が沢山ついていました。辛い物が好きな人たちが早速かじってみていましたが、少量でも十分な辛さを持っていると悶絶していました。
シソはタネが付いているものを株ごと袋に入れ、来年の播種に使います。

今年3年目の栽培になるワタは去年の成功から一転、結実までいかなかったものが多く未だ収穫に至っていません。原因を探りたいと思います。

今年から、秋作としてライムギ以外の作物を育ててみることにしました。今回植え付けを行ったものはニンニク、タマネギ、ホウレンソウです。去年に引き続き、空いた畑にはライムギの種も蒔きました。
それぞれ3列ほどの少ない量ではありますが、畑の余ったスペースでは今後春にジャガイモなどを育てていく計画を立てています。2年目と3年目は似た作物を栽培しましたが、これから様々な季節の野菜に挑戦していけたらと考えています。

収穫と播種と並行で草刈りも終わらせ、雑然としていた畑もすっきりとしました。不耕起で雑草を大切にするとはいえ、作物の生育に支障が出るほどの勢いを持つ雑草は抑制していかなくてはなりません。種が飛ぶ前に作業をすることができ安心しました。

秋作の成長を見守るほか、まだダイズとサツマイモ、そしてワタの収穫が残っています。来月の活動も楽しみにしたいと思います。
文:伊藤碧菜(最高学部3年)・写真:最高学部3年