最高学部「那須農場での学びと持続可能な農業・地域づくり」の講義で7月20日(土)〜21日(日)に学部生7人と教師2人の計9人が那須農場付近の自由学園の田んぼにて除草作業などの活動を行いました。
20日は夕方に那須に到着し、夜ご飯はお米作りにご協力いただいている農家さんのお宅にお招きいただきバーベキューをしました。お肉や野菜をたくさん用意してくださっていたので、皆お腹いっぱいになるまでたくさんいただきました。猪が手に入ったそうで猪鍋もご馳走してくださいました。途中には農家さんの知り合いの方がウクレレと歌を披露してくださいました。ハワイに誘われ、ビーチでの風景や船が出航するときなど場面ごとに説明とともに披露してくださいました。皆知らない曲も多かったですが手拍子も交えつつ音楽にのってハワイを感じられたひとときでした。その後は日本の四季の曲を私たちも一緒に歌いました。学生の中には久しぶりに歌った人もいて音楽の楽しさや温かさに触れられた良い時間となりました。
21日は5時に農場を出発し、田んぼでの除草作業とイネの計測を行いました。早朝はまだ涼しく、作業しやすい気候でした。イネと共に雑草も成長していて袋はすぐにいっぱいになっていきました。イネとの見分けがつきにくいヒエには特に注意しながら除草を行いました。日が上って行くにつれて気温も上がり暑くなっていきましたが、皆黙々と除草に取り組んでいました。除草が終了する頃に農家の方が様子を見に来てくださり、イネについての解説もしてくださいました。株の中の一本を取りむいていき、全てむくと穂の赤ちゃんが入っています。まだ未熟な穂でしたが、出穂するまでに茎の中で成長していきます。茎の中にあったものとすでに出穂していたものは見た目が全然違いました。
田んぼでの作業を終えてから農場に戻り、朝ごはん作りと露場での作業に分かれ活動しました。取り付けた柵のペンキ塗りや以前の柵の廃材の片付けを行いました。
今回は夏休み前最後の活動でした。朝とはいえ暑いながでしたがイネのために一生懸命皆で活動ができてよかったです。次に行くときにはイネの状態は全く違うものになっていると思うのでまずは一ヶ月後を楽しみに、収穫まで皆で頑張っていきたいです。
文・芳原 爽(最高学部3年)・写真:吉川 慎平(最高学部教員・環境文化創造センター)