私は、2019年8月16日から9月13日まで、最高学部の学外研修制度を使って、宮城県の水産加工会社でインターンシップ活動を行いました。このインターンシップは非営利活動法人ETICが開催している地域ベンチャー留学プログラムのひとつです。興味のあった地方就職・地域活性化とからめて地方の水産加工企業で、「人材獲得戦略の立案、若者の関心をそそる採用ページを作成する」というテーマのもと活動に臨みました。
インターンシップでは、山形大学の方とパートナーを組み、調査やインタビューを重ねました。その際に大学生が求めるもの、会社が求めるもの、社員が求めるものにはギャップがあることに気づき、それを埋めるための雇用計画案と社内環境改善提案書を作成しました。成果をプレゼンする機会もいただき、社長にも直接聞いていただきました。
今回のインターンシップで私がとくに感銘を受けたのは、同世代の人たちの意識の高さと、地方が持つこれからの可能性です。これらはシェアハウスをした13人の学生との毎晩の語らいから感じたものです。自分の意見の言語化の訓練にもなりました。自分も皆に負けないくらいの熱い思いを持たなくてはと思いました。
シェアハウスの仲間と記念撮影
地方就職を考えている後輩には、私が今回参加したプログラムを強くお薦めします。インターンシップでは「日常に戻った瞬間に日常に飲み込まれる。それゆえ非日常を忘れないように考えよ」とも言われました。今はこの言葉を実感しています。今後、今回出会った人々とのコミュニケーションを大切にし、また紹介していただいた方々と対話をすべく全国を定期的に回るつもりです。
文・写真：嵐 全弘（学部3年）
