ネパールワークキャンプの報告 7回目/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

ネパールワークキャンプの報告 7回目/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

ネパールワークキャンプの報告 7回目

2010年8月6日

経由地・シンガポールで8月3日に2時間ほど反省会を行い、ワーク中のことを振り返る時間をとりました。また9月25日に行われる報告会についても話をしました。

8月3日23:50頃シンガポール・チャンギ空港を出発し、成田空港には翌朝7:50頃到着しました。成田空港では3年生数名が出迎えに来てくれました。全員無事に帰国することができ、今年度のワークを終えることができました。日本で待っていてくださった方、また現地で一緒に働き支えてくださった方、多くの方に心から感謝申し上げます。

今年度の活動については後日まとめを報告する予定です。


ネパールワークキャンプの報告(現地から その6)
7月26日にバカテダラでの補植を行い、予定していた植林はすべて終了しました。活動の主な目的である植林活動を、今年度も無事終えることができたことを嬉しく思います。また、2004年から2010年までのバカテダラの様子を写真に収めました。この写真を見ると、6年で大きく変化しています。私たちの働きは小さなものですが、このように苗が成長し、着実に森になっていくことが分かりました。
ネパールワークキャンプの報告  ネパールワークキャンプの報告

7月29日は現地でお世話になった方々をお招きして、ティーパーティーを開きました。日本のお茶やお菓子、ネパール料理を用意したほか、ソーラン節、歌などを披露し、喜んでいただくことができました。また、同日にSK、SGの生徒に奨学金授与をしました。この奨学金はワークキャンプ参加者からの募金で成り立っているものです。両校とも私たちの植林活動を手伝ってくれている生徒が数人いました。
ネパールワークキャンプの報告  ネパールワークキャンプの報告

7月30日に宿舎を出発、カトマンズに到着しました。出発の時にはネパール人の方が、旅の無事を祈る食事を用意してくださいました。今日8月1日にシンガポールへ向かいます。
ネパールワークキャンプの報告

ネパールワークキャンプの報告(現地から その5)

今年はストライキや天候などによる大きな変更はなく、ほぼ予定通り活動を進めています。スンダルバスティでの植林は7月22日ですべて完了しました。今年の畑には植物全体に薬効があるハーブを中心に、クリロ206本、スーガンダ・ワール16本、チライタ202本を植え付けしました。薬効のほかに、クリロの根はネパールの重要な輸出生産物となっており、村人の生活を経済的に豊かにすることも目的の一つです。去年コーヒーを植え付けした穴には、スーガンダ・コキラ80本を補植しました。今後は2009年まで植林をしたバカテダラでの補植をし、植林活動を終える予定です。
ネパールワークキャンプの報告  ネパールワークキャンプの報告
(左)科学の授業 (右)植え付け
ネパールワークキャンプの報告
畝を作る

7月24日は第1回ワーク(1990年)に植林をしたドビコーラへ見学に行きました。また、学部1年のプラダン・ブラハシュバティ君(お父様はプラダン・パワン先生)のお宅で昼食をいただき、ネワール料理を味わうことができました。
ネパールワークキャンプの報告  ネパールワークキャンプの報告
(左)プラダン夫妻と夏井先生 (右)ネワール料理

パワン先生の勤める、SJ(サンジュアニ)という学校には、25日から3日間授業をする予定です。活動の拠点であるドゥリケルに滞在するのは残り5日となりました。植林も授業も回数が少なくなってきましたが、1日1日を大切にしていきたいです。

ネパールワークキャンプの報告(現地から その4)

ネパールでの生活も半分を過ぎ、皆ネパールの生活に慣れてきました。皆、疲れは溜まっているようですが、大きく体調を崩す者も無く、植林活動や学校での授業に力を出しています。

植林活動は7月18日から薬草の畑作りが本格的に始まりました。現在は耕した畑に埋まっていた石や雑草の根を出し、畝作りも始まっています。今後は昨年も植えたチライタとクリロの他に、新たにスーガンダワールとステビアの4種類の薬草を植える予定です。昨年まで植林を行っていた、バカテダラにはスーガンダ・コキラなどの補植も行う予定です。

7月18日の午後には2000年から2004年までの植林地であったジャレスワールの見学を行い、成長している木々を見て今までのワークキャンプの歴史を振り返ることができました。

授業は19日からSK(シュリカンダプール)、SG(スウェットガネッシュ)の2校で行っています。この2校は植林地に近く、子供達が学校に行く前に私達の植林活動を手伝ってくれます。19日は二手に分かれて、科学と体操がSKで、植林と美術がSGで授業をしました。科学の授業ではペットボトルロケットを校庭で飛ばし、大きな喝采を浴びていました。今後は22日まで両校で授業を行う予定です。

ネパールワークキャンプの報告(現地から その3)

7月14日から16日までの3日間、ワークキャンプのメンバーはカトマンズ大学附属の学校で授業と文化の交換、サッカーの試合をしました。

授業は学生が植林、化学、文化、美術、体操の5グループに分かれてグレード1からグレード8(グレード1は幼稚園年長から小学低学年、グレード8は高校生くらい)に対して英語で授業を行いました。滅多に見ることのない日本人の授業とあって、生徒はみな興味津々で楽しみながら授業に参加し、授業以外の時間にもメンバーに対して名前や趣味や活動の目的などを個人的に聞きにくる生徒も多く、互いに充実した時間を過ごすことができました。

7月16日には、エクスチェンジプログラムとしてKUHSの生徒からネパールの部族の踊りや日本のポップ曲を使ったダンス、バンドの演奏などが披露され、日本側からは歌を2曲と踊りとしてソーラン節を披露し、KUHSの生徒にも参加してもらえるように考えた「幸せなら手を叩こう」では、自由学園の学生とKHUSの生徒が一緒になって手拍子をし、盛り上がりを見せました。その後、霧雨の降る中で学園生とKHUSのサッカーチームでの試合が行われ、ぬかるむ足場に苦戦して結果は1対4と負けに終わりましたが、両選手にとって貴重な試合になりました。
ネパールワークキャンプの報告  ネパールワークキャンプの報告
カトマンズの学校で授業を行う

ネパールワークキャンプの報告
ソーラン節を披露する

ネパールワークキャンプの報告(現地から その2)

現地では午前7時から植林、午後に現地の学校に赴き、交流活動を行っています。
7月12日から植林地に出向き、苗の状態を確認、調査を行いました。昨年コーヒー、アスパラガスなどを植え付けしたスンダルバスティでは、コーヒーはほとんど活着しておらず、アスパラガスの成長した苗は25%程度でした。活着率が低く非常に残念でしたが、7月14日に再度調査した結果、根が多く残っていることが分かりました。過去の植林地では、少しずつ森になってきており、長い年月をかけて、多くの試行錯誤の上に創られていることを実感しました。今年は新たに土地を開墾しており、今後畝を作り、チライタという苗を植える予定です。

交流活動は7月14日から開始しました。グループごとにわかれ、英語で授業を行っています。今日(7月15日)は植林地に向かう途中でヒマラヤ山脈を臨むことができました。まだ体調不良者は多くありませんが、それぞれが体調管理に気をつけ、ネパールでの時間を楽しみたいです。

ネパールワークキャンプの報告  ネパールワークキャンプの報告
ネパールワークキャンプの報告

ネパールワークキャンプの報告(現地から その1)

7月10日、ネパールワークキャンプのメンバーは無事にネパールへの中継地点であるシンガポールに到着し、7月11日にネパールに到着しました。

最高学部のネパールワークキャンプは、20年間現地での植林活動、交流活動を続けています。今年で21回目となるワークには、学部生有志20名と引率教師3名が7月10日午前11時のフライトで出発しました。見送りには父母、教師数名が駆けつけてくださいました。シンガポールで1泊し、7月11日午前9時の便でネパールの首都カトマンズへ、その後小型バスで活動の中心となるドゥリケルへ到着しました。

今年度のワークの目標は「つながり」です。直接ワークに参加はしなくても、学園でワークキャンプを支えてくださる方々、現地でお世話になる方々、祈って待っていてくださる方々とのつながりを感じながら、有意義な活動をしたいと思います。

ネパールワークキャンプの報告

文・写真:長 克宣・福永花菜(学部3年)・續木 光(学部2年)

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