梅雨入り直前の5月30日から6月3日まで、最高学部生4名と教師2名が岩手県釜石市で復興支援活動を行った。うだるような暑さの東京とは一変して、岩手はすがすがしい夏の風が吹き全日とも天候に恵まれた。
今回は行き帰りとも夜行バスを利用したため、活動初日から疲れの残る体ではあったが、学部生・教師ともに活発に過ごすことができた。今回も友の会の方々にお世話になりながら、手仕事の会やお茶っこの会を催し、毎回楽しみにして来て下さる現地の方々とも交流できた。

仮設のみなさんと共に

草取りそして友の会の方々と手仕事の会ほか
仮設住宅訪問をして、震災発生後から毎月行っている支援活動の積み重ねが貴重なものであると実感した。自由学園を信頼してくださる方や、毎月の訪問を楽しみに待っていてくださる方がいる。ボランティアが一方的に与える側ではないということはよく耳にするが、ありがとうと言われる度に私たちもありがとうと思える関係でいられる。このような機会を与えて下さった学園に感謝したい。

大槌町を眺めるそして浪板海岸
文:増田沙紋(学部3年)
写真:咲花昭嗣(学部教師)