名栗での新活動/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

名栗での新活動/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

名栗での新活動

2015年4月10日

春休みの4月3日から8日までの6日間、最高学部の学生6名と引率教師1名の計7名は名栗で新しい活動を行った。

最高学部での植林地労働は、昨年まで三重県紀北町にある海山で行っていたが、木の大径木化による危険性の増大などの理由から、今年2月から埼玉県旧名栗村にある男子部卒業生の方の所有する山林を利用し活動することとなった。

今回は、主な作業として、植林地の道作り、枯れている樹木の選別、七竃の植樹などを行った。雨天日が多く作業は思うように進まなかったが、皆安全に配慮し、協力して行っていた。毎晩のミーティングでは、礼拝、著作集や植林労働の記録を読む読書、作業の反省、環境問題・樹木に関する勉強を行った。学生の礼拝では、男子部から同じ生活をしてきた私たちが、それぞれの成長や経験を知る良い時間となった。

新名栗フィールド

新名栗フィールドでの活動の様子

最高学部では、男子の植林地での労働を卒業要件としている。その目的は何かと考えた時、便利さに溢れた現代社会で人本来の「働く」という事を、身を以て知ることにあると思う。林業の専門家でない私たちは、普段大木を運んで山を降りたりはしない。しかし、あえてそのような労働をする中に感じる苦労や忍耐があった。それは自然と共に生きる人間本来のあり方を示すものであると思う。今回の経験を活かし、これからの学問・生活に勤しんでいきたい。

文:松島耕太(学部3年)
写真:宮武壱成(学部4年)

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