最高学部は，7月4日（土）の9:15から11:00まで記念講堂にて，2年課程卒業勉強と4年課程卒業研究の第1回中間報告会を行った．
今年の2年課程は，6人でデンマーク体操について取り組む．自由学園で生活団から最高学部まで取り組んでいるデンマーク体操の歴史や動きの変遷を調べ，デンマーク体操の動きの年齢別効果を分析し，分析結果にもとづき年齢にあわせた体操を考案する予定である．
（左）2年課程 （右）4年課程「環境と経済・社会」
4年課程は30人であるが，6つのゼミナールごとに研究に取り組む．例えば，「人間形成と教育」は，3年次に行った”学生の学びへの向き合い方”のアンケート結果をもとに，教育環境が学生の講義に対するモティベーションの向上にどのように影響を与えるかを考察し，よりよい学びのかたちの提案を行う予定である．また，「環境と経済・社会」は，過疎化や地場産業の衰退が進む農山村における持続可能な地域社会復活のモデル提案を行う予定である．
報告会の最後に，渡辺憲司学部長から講評をいただいた．渡辺先生は「個人差はあるが，皆，頑張っていることがわかった」と述べられた後，「しかし，自分の研究の位置づけが弱い．今までの研究の紹介だけではなく，参考文献のさらに原典にもあたり，もともとも問題設定が何であるかも，未熟でよいから，自分の言葉で語ること」と指導してくださった．
渡辺憲司学部長による講評
最高学部は本日をもって夏休みに入る．それぞれの研究が進むことを祈る．
文・写真：遠藤敏喜（学部教師）
