シモバシラの根元に氷の結晶できる/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

シモバシラの根元に氷の結晶できる/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

シモバシラの根元に氷の結晶できる

2016年1月15日

2016年1月13日の朝、大芝生の西側の立野川近くの斜面に生育するシモバシラ(シソ科)の根元に氷の結晶が出来ていた。この朝はとても寒く、ケヤキ坂を下ると大芝生が霜で真っ白であった。学園の記念講堂前の池には全面に氷が張っていた。

自由学園に生育するシモバシラは、戦前、自由学園の南沢移転直後から霜柱の研究をしていた学生がシモバシラの根元に発生する氷柱についても研究したいと考え分譲を受けたものである。1940年の報告に、顕微鏡で氷の結晶の形を観察したと書かれている*。現在の位置には、戦後、植栽されたようである。

注*:自由学園女子部自然科学グループ(2003年)『復刻新版 霜柱の研究 布の保温の研究』(P82、P89)

同日ちょうど来校されていた多摩六都科学館の方もシモバシラを観察され、同館のホームページwww.tamarokuto.or.jp/blog/rokuto-report/に掲載された。

シモバシラ

立野川近くのシモバシラ

シモバシラ

立野川近くシモバシラ2

学園特別実習「自然誌・環境」グループ2年:高橋信人・橋本佳香・村松由花梨(撮影)

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