2016年1月17日（日）、国士舘大学男子新体操部をお招きし、記念体育館で演技発表会を行いました。
国士舘大学は日本で有数の新体操伝統校です。昨夏、フィンランドで開催された第15回世界体操祭にも日本代表として出場、共に出場した自由学園最高学部有志の体操チームと交流を深めてきました。このご縁で今回の企画となりました。国士舘大学新体操部の演技は、世界の舞台でも会場に人が入りきらないほどの人気を集め、現地の新聞にも取り上げられていて、帰国後の全日本新体操選手権大会では準優勝という功績を収めています。
今回も開会45分前から開場を待つ列ができ、初等部から学部生までの生徒、父母の皆様、教職員を含む300名余りの観客が集まりました。始めに部員の皆さんのご紹介を兼ねて、監督の山田先生が説明を加えながら色々な技を見せてくださいました。個人の連続技や数名での息の合った動きに会場から歓声が沸きました。そして最後に14名での2つの団体演技が行われました。縄を使った演技と、棍棒やリングなど個人技を含めて構成された団体演技で、流れるような動きの中で、間近で時折呼吸が揃う様子が伝わり、「ピタッ！ピタッ！」と要所要所で技が決まっていく様は実に見事でした。その迫力とすばらしさに会場中が魅了されていました。この演技は近々デンマークへも招待され発表されるそうです。
観客をわかせた国士舘大学男子新体操部の演技
自由学園ではデンマーク体操を全員が行っています。競技という違いはあっても、手具の扱いや、転回技の難しさ、動きを揃える大切さ美しさは皆がよく体験していることでもあり、国士舘大学の皆さんのすばらしさを身近に感じ、大きな学びになったことと思います。
終了後は学部の世界体操祭チームが手づくりのお茶の会を用意しました。しののめ寮での和やかなひと時に学生たちのよい交友が育まれていました。
しののめ寮での交流
このすばらしい演技を是非自由学園の生徒たちも見る機会をもてたらと、企画から準備まで行った世界体操祭チームの働きが実ったことを嬉しく思います。皆の様子を国士館の先生方も感心しておられました。体操を通して培った様々の経験と繋がりを今後も大切に、自信を持って励んで言ってほしいと願います。
お休みの中お集まりくださった皆様にお礼申し上げます。
文：山田恵子（学部・女子部体操教師）
写真：花井聖仁（学部3年）
