今年の自然誌・環境グループ(最高学部学園特別実習)主催「2016春の自然観察会」は、4月22日に行った。この自然観察会は春と秋の年2回行っており、自由学園構内に生育している野生植物を地域の方々とご一緒に観察している。
当日は晴天に恵まれ、また多くの方にご参加いただいた。上級生の協力を得て、9グループにわかれてご案内をした。この時期に花のみられるヤマブキソウやハンカチノキはもちろん、今回は開催時期の影響もあり今までの観察会ではあまりみられなかった植物も観察することができた。特に今年はロックガーデン周辺のホタルカズラがとても綺麗に咲いていた。その他にも数年ぶりに道沿いで確認のできたムラサキサギゴケなど例年とはまた違った春の姿をみることができた。

左)自然観察会の看板 右)記念講堂前池

左)立野川崖線 右)自然観察会の様子

左)ハンカチノキ 右)説明をする学生
短い準備期間ではあったが,二年生を中心に、グループに入りたての一年生も精一杯奮闘し、終了後には多くの方から「楽しかった」というご感想をいただくこともできた。また私たち学生も楽しくご一緒に自然観察会を行うことができた。自然誌・環境グループとして毎年開催しているこの催しも少しずつ変化してきているが、自分たちが日々観察している学園の自然をよりよく紹介できるようにこれからも努力していきたい。

左)ケヤキ坂 右)タチツボスミレ

左)ニリンソウ 右)ムラサキケマン

左)ホタルカズラ 右)ヤマブキソウ
文:小林未来野(学部2年)
写真:自然誌・環境グループ 花井聖仁(学部4年)