今年度は11月19、20日に4年に1度の「第31回美術工芸展」が開催されます。2学期が始まり、美術展へ向けて作品制作もいよいよ佳境です。「生活美術」を履修している学生は、夏休み中からそれぞれの作品に取り組んできました。

複数の人と糸電話で会話を試みる、参加型インスタレーション作品の実験中

女子部での勉強を活かし、服飾の作品に取り組んでいる人も
「生活美術」の授業では、それぞれの人が独自に課題を設定して、作品を制作しています。ゼミの研究テーマと関連した作品に取り組むひと、好きなマテリアルから展開するひと、デンマーク体操を主題にした作品を制作しているひとなど、「美術」という枠には収まりきらない自由学園らしい特色ある授業のひとつです。それだけに、答えのないものをかたちにしていくのは大変なことですが、今年は美術展での展示を一つのゴールとして、残りの準備期間を集中して制作に打ち込んでいけるようにしたいです。
文・写真:渡邉悠子(学部教員)