自主研究「RO農法への挑戦」活動報告:指導者を招いて、竹炭作りを行う/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

自主研究「RO農法への挑戦」活動報告:指導者を招いて、竹炭作りを行う/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

自主研究「RO農法への挑戦」活動報告:指導者を招いて、竹炭作りを行う

2023年4月5日

私たち自主研究「RO農法への挑戦」グループは2月18日(土)、19(日)、3月20日(月)、21日(火)の4日間にわたり、那須農場でライ麦の生育状況の確認と竹炭作りの活動を行いました。
活動内容は2月の活動ではライ麦の生育状況の確認と、竹炭作りの準備として竹の除伐などを行い、3月の活動で竹炭作りを行いました。ライ麦の生育状況は一番長いもので草丈96cmまで生長しており、平均して50cmを超える大きさまで生長していました。また、今回はライ麦の種まきをすじまき、千鳥まき、ばらまきの3種類の蒔き方で試しましたが、一番大きく育っていたのは千鳥まきで、一番少なく草丈が低いのがばらまきで、種の蒔き方によっても生長の仕方が違うことがわかり興味深かったです。

 

ライ麦の草丈の測定

 

最長の草丈は96cm

 

竹炭作りでは、竹炭の多孔質になる性質を活かして土中の微生物の活性化、土壌団粒構造の促進による保水性や透排水性の向上によって、作物の生育が良くなることが期待できることから今回新たに取り組んでみることにしました。この竹炭作りでは、福島大学の金子信博先生にもご協力・助言をいただき作業を行いました。

今回の竹炭作りでは、伏せ焼きという方法をとりました。1.5m四方の穴を掘りそこに竹を入れて燃やし、ある程度量が溜まったらトタンで蓋をし、上から土をかけて密封します。竹炭の完成には約二週間ほどかかるため、次の作業で出来栄えを確認する予定です。

竹炭を作る際は穴の容積の4倍の量の竹が必要になるため、沢山の竹を切り倒し、おかげで圃場に迫ってきていた竹林を整備することもできました。

 

竹炭作りに使う竹を伐り出す

 

次々に竹を焚べていく

 

金属波板5枚を被せ、上に土をかける

 

空気の流入を遮断、このまま放置します。

 

今年度の活動はこれで終了ですが、来年度の活動に向けて今年度の反省や課題を洗い出し、研究をより良い方向に向かって進めていきたいと思います。今のところは和綿栽培の再チャレンジと新たな作物の栽培を検討しています。また、新年度になり新たな仲間を迎えて、このR O農法についてより深く学んでいくつもりです。

今後も「R O農法への挑戦」として活動などの情報を発信していきますので、来年度も引き続き暖かい目で見守っていただければ幸いです。

 

文:丸原 歩(最高学部1年)・写真:最高学部1年

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